第一部:キャラ紹介 神界側
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MAIN CHARACTER


Sei Grotius

セイ・グロティウス

Lee Guardi Vigny

リー・グアルディ・ヴィニー

楓 鳶

フウエン
セイ(♂:15歳:神界人)
人間界で育った神の少年。気さくで常に元気だが朝は弱い。体力勝負はお手の物。肌身離さず持っている赤い大剣やナイフ等で戦うのが得意。魔法を一切使わず、その理由を誰にも話そうとしない。
リー(♀:15歳:神界人)
神界の姫。魔界による神界侵略で両親を亡くし、ひとり人間界へ下りてくる。辛い顔をしていることが多かったが、セイや楓鳶たちと共に過ごすうちに本来の明るい性格を取り戻していく。
フウエン(♂:15歳:人間)
口が悪いが、根は優しい陰陽師。セイとは幼馴染みで共に修行の日々を過ごしてきた。左手の甲にある能力者の印を、常に黒い布で覆っている。陰陽術の他には独特な武器作りが得意。孤児。

Lact D Clausis

ラクト・D・クラウジス

Sotelo R Laxness

ソテロ・R・ラクスネス

Ratelo R Laxness

ラテロ・R・ラクスネス
ラクト(♂:16歳:天界人)
神界王家に従属する天界国第一王子。温厚な性格で面倒見が良い。光魔法を使うがどちらかというと肉体派らしいので武術が得意。自身の翼で鳥のように空を飛べるが、泳ぎは全く駄目なカナヅチ。
ソテロ(♂:16歳:魔法使い)
魔法使い界第一国家の王子。よく人をからかって楽しんでいる。常に弟のラテロの事を一番に考えて行動するが、リーの騎士・自国の総督という立場を優先させる時は才覚を発揮し、魔界軍にも一目置かれる存在。
ラテロ(♂:9歳:魔法使い)
ソテロの弟。引っ込み思案で他人と関わるのが苦手。魔法使い界では持って生まれるはずがない金色の髪がコンプレックス。魔力の扱いが苦手で魔法を使うのを怖がるが、空を飛ぶのは兄よりも速い。

Mistral Vicente

ミストラル・ヴィセンテ

リン

椎 羅

シイラ
ミストラル(♂:?:精霊族)
二千年以上の時を生きているためかどこか浮世離れした青年。誰に対しても優しくて頼れる大人。メリウスと面識があり、神界の事情も色々と知っている様子。攻撃魔法は使わず、治癒魔法が得意。
リン(♀:?:精霊族)
突如、空から降るように現れた精霊族の女性。ミストラルとは若い頃に一度だけ会ったことがあるらしい。遠い昔、故郷が襲撃された際に魔界軍に捕らわれ、その後は天紋と共に行方知れずとなっていた。
シイラ(♀:13歳:精霊族)
牙羅(ガラ)と呼ばれる仙境に住む精霊族の少女。牙羅の首長である父は魔界による神界襲撃時に亡くなった神界士で、その際に奪われた天紋を取り戻すためセイ達と共に魔界へ向かう。

Philon D Clausis

フィロン・D・クラウジス
フィロン(♀:9歳:天界人)
“太陽の歌姫”と呼ばれているラクトの妹。慕っている兄が人間界へ向かう際は引き止めたが叶わず、ラクトはそのことをずっと気に病んでいた。ある日ルアによって天界から魔界へ連れ去られ、捕らわれの身となる。

SUB CHARACTER


Melius Grotius

メリウス・グロティウス

Zan Grotius

ザン・グロティウス

鳴 凛

メイリン
メリウス・グロティウス
(♂:?:175cm:神界人)
ニナ村の長老。普段は鍛冶屋の元気な老人。ふざけることが大好きで隠し事が多い狸ジジイ。セイや楓鳶のことを大事に思っているが、修行の際は容赦が無い。村人たちにも慕われている様子。その正体は最高神。
ザン・グロティウス
(♂:35歳:172cm:神界人)
セイの父親。神界の片隅でひっそりと暮らしていたが、15年前セイを人間界に預けた直後、三大神と共に行方不明になる。生と死を支配する最高神。優しく穏やかな性格だが、生より死の力が大きい。
メイリン
(♀:22歳:160cm:人間)
楓鳶の義姉。15年前に楓鳶と共にメリウスに引き取られ、今は自立して宿屋を経営している。セイにとっても頼れる姉のような存在だが、怒ると誰よりも怖い。守銭奴で家事オンチの義弟に頭を抱えている。

Len Guardi

レン・グアルディ

Lodys

ロディス

Rius

リウス
レン・グアルディ
(♂:36歳:175cm:神界人)
神界の統率を任されている神界の王。リーに対しては優しい父親だが、非情で無慈悲な一面もある。神界が侵略された後は、肉体を持たない魂だけの存在として天界で過ごしている。
ロディス(♂:?:178cm:神界人)
自称ニナ村の神様で、村を旅立つものにお告げを与える役目をメリウスに任されている。掴みどころがなく、飄々とした性格。セイの父であるザンとは腐れ縁らしい。実は三大神の一人で、時間の神。
リウス(♂:?:180cm:?)
自称占い師。セイたちがブルームへ行くきっかけとなった人物。ミステリアスな雰囲気からは少し威圧感があり、ラクトを恐怖させるほど。三大神の一人で、セイの母親の兄。

Nae

ナエ

Tronk

トロンク

Sueula

スユラ
ナエ(♀:22歳:162cm:人間)
ミソナ村にある酒場の店主。気安い雰囲気で、セイともすぐ打ち解けた。人々から恐れられる山賊に少しも恐れず、果敢に立ち向かう気の強さを持っている。
トロンク
(♂:25歳:182cm:人間)
悪逆非道で有名な山賊団の頭領。トレードマークの赤い髪は染めたもので、根元の地毛の色を隠すためのバンダナをしている。炎を操る能力者で、セイと互角に戦う。部下からの信頼がとても高い(というか愛されている)
スユラ(♀:?:148cm:精霊族)
ミストラルと共に千年以上ブルームの森を守り続けている花の妖精。ハッキリものを言う性格だが、愛嬌があるので嫌われることはない。ミストラルを慕うのはいろいろな事情がある様子。

no name

?
?(♂:?:138cm:人間)
エルトリアの教会にいた自分の名前を忘れてしまった少年。探しているものがあるらしく、ずっと教会にとどまっている自縛霊。

Sei Grotius


名前  :セイ・グロティウス
性別  :男
年齢  :15歳
誕生日 :6/28
血液型 :A

種族  :神界人
属性  :生と死
魔法  :光魔法・神力
紋章  :天紋=火

身長  :161cm
髪   :茜色
瞳   :深緋
利き腕 :両利き

一人称 :オレ

生まれて間も無く人間界で暮らす祖父の元へ預けられ、以来ずっと人間として育った神の少年。
親には一度も会ったことはないが、幼馴染みである楓鳶と共に厳しい修行の日々を送り平穏な毎日を過ごしていた。
ある日神界の姫であるリーと出会い、旅立つことを決意する。

明るく気さくな性格で仲間思い。人懐っこく、初対面の相手でもすぐに打ち解けられる。
朝は弱いが元気と体力勝負が自慢。料理が得意で酒好き。少しお調子者。気色悪い虫と幽霊が苦手。
戦闘では、肌身離さず持っている赤い長剣や複数のナイフを器用に扱う。
魔法を一切使おうとせず、その理由は誰にも話そうとしない。特に楓鳶には知られたくないらしい。

自分が人間ではなく神界人であると初めて知ったのは15歳の誕生日で、まだ実感も自覚もほとんど無い。
最高神であるグロティウス一族は生と死を司る神であり、
セイは一族で唯一、"死"より"生"の力の割合が大きく受け継がれているらしい。
『セイ』と名付けられたのは父であるザンの願いでもあるのだと、ミストラルから告げられる。

十の天紋 第一部

Lee Guardi Vigny


名前  :リー・グアルディ・ヴィニー
性別  :女
年齢  :15歳
誕生日 :12/21
血液型 :O

種族  :神界人
属性  :水
魔法  :光魔法・神力
紋章  :天紋=水

身長  :155cm
髪   :スカイブルー
瞳   :ヘブンリーブルー
利き腕 :右利き

一人称 :私

神界の姫。魔界による神界侵略の際に両親を亡くし、ひとり人間界へ下りてくる。
初めは辛い顔をしていることが多かったが、セイや楓鳶たちと共に過ごすうちに本来の明るさを取り戻していく。
しかし、従者であったディラがずっと神界を裏切っていたことを知り、
敵として立ちはだかるディラのことで思い悩むことも多いが、皆の前では気丈に振る舞っている。

お淑やかで品があり、少し抜けているところもある可愛らしい性格。
セイや楓鳶が育ったニナ村ではいないタイプの女の子なので、セイはたじろぐことが多い。
意外と頑固で意地っ張りな一面もあり、楓鳶とはたまに衝突する。
主従関係であるラクトとソテロのことは、身分の差など気にせず兄のように慕っている。

父である神界王の意向で、神の力が人間界に影響を及ぼさないようにほとんどの魔力を封じられている。
神としてそれなりの力を持っていても争うことを嫌い、何もできずに足が竦む自分を歯痒く思うこともしばしば。
ある時、敵の立場にいながらも自分を庇ったディラに疑念を抱き、その後は敵襲の度にディラとの対話を試みる。

十の天紋 第一部

楓鳶


名前  :ふうえん
性別  :男
年齢  :15歳
誕生日 :8/2
血液型 :O

種族  :人間
能力  :陰陽術
紋章  :天紋=金

身長  :163cm
髪   :萌黄
瞳   :若草色
利き腕 :右利き

一人称 :俺

セイとは幼馴染みで、共に修行の日々を過ごしてきた二人の間には強く深い絆がある。
孤児であり、同じく孤児である義姉・鳴凛と一緒に暮らしていたが、
天紋を持っていたため、親探しも兼ねてセイとリーの旅に連れ立つことを決意する。
人間の中では希少な能力者の一人で、陰陽術を扱う。様々なモノを視たり、声なき者の声を聞く力がある。

口は悪いが、根は優しく御人好し。本人は避けているつもりでも、結果的に振り回されることが多々ある。
陰陽術の他には独特な武器作りが得意で、着物の裾の中にはたくさん武器を仕込んでいる。
よく使っている棒状の武器は、折りたたみ式で長さを自在に調整できる。他にも風を起こせる扇子などバリエーション豊か。

旅立ちの際に義姉に貰った水晶のブレスレットを大事にしている。
刀傷があるらしく、左手の甲にある能力者の印を常に黒い布で覆っている。その布は昔セイから貰ったもの。
セイが魔法を使わない理由を言わず、そのくせ自分を助けるために力を使ったことにやり場のない苛立ちを覚える。
守銭奴で極度の家事オンチ。台所は基本的に立ち入り禁止。

十の天紋 第一部

Lact D Clausis


名前  :ラクト・D・クラウジス
性別  :男
年齢  :16歳
誕生日 :2/14
血液型 :A

種族  :天界人
魔法  :光魔法
紋章  :天紋=光

身長  :174cm
髪   :シルバー
瞳   :ジョンブリアン
翼   :純白
利き腕 :左利き

一人称 :俺

神に造られた国といわれている天界国の第一王子。神界王家に絶対的な忠誠を誓っており、騎士として神に仕えている。
神界の姫であるリーとは幼い頃から仲が良く、魔界の襲撃を受けひとり人間界へ下りたリーの身を案じていた。
魂だけの存在となっても尚変わらぬ権威を持つ神界王の命を受け、リーを追って人間界へ下りる。

温厚で人当たりが柔らかく面倒見が良い。リーとはすぐ合流せず、セイと楓鳶を遠くから観察するなど少し慎重な一面もある。
空間移動や自身の翼を光の矢に変えて攻撃する光魔法を扱う。しかし本人曰く肉体派らしいので、武術や剣術の方が得意。
実際、鳥のように翼を使って自由自在に空を飛ぶので身体能力は高い。しかし泳ぎは全く駄目なカナヅチらしい。
普段は背中の翼を魔法で隠している。(天界人の能力の一種)

神の命により殺生は禁忌とされている種族で、戦うよりもリーを命に代えて守ることを優先するように教育されている。
一方、同じく神に仕える立場であるソテロは、"神の敵は相手が誰であろうと排除せよ"と定められており、ラクトはその掟に納得しておらず時折ソテロに愚痴を零している。
天界に大事な人がいるらしく、心配で眠れず何かの薬を服用することも…。

十の天紋 第一部

Sotelo R Laxness


名前  :ソテロ・R・ラクスネス
性別  :男
年齢  :16歳
誕生日 :10/31
血液型 :AB

種族  :魔法使い
魔法  :闇魔法
紋章  :天紋=闇

身長  :175cm
髪   :漆黒
瞳   :真紅
利き腕 :右利き

一人称 :俺

魔法使い界第一国家シュオンドル王国の第一王子。ラクトと同じく騎士として神界王家に従属する。
天界とは国同士で古くから交流があり、ラクトとも幼い頃から仲が良く互いを信頼している。
祖国の軍の総督として魔界相手の実戦経験が多く、若くも才覚を発揮し魔界軍にも一目置かれる存在。
神界崩壊の後、父の命令で弟のラテロと共に人間界へ渡ったところ、偶然リー達と出会い旅に合流する。

高貴で少し近寄りがたい気品がある。慣れるとよく人をからかって楽しんでいるが、時々おどけて本心を隠している。
弟のラテロのことになると他を顧みない、自他ともに認める過保護。
しかし実際は弟への接し方に戸惑うことが多く、自信が無い。常に目の届く場所にいないと不安で冷静さを欠くことも。
頭脳明晰で様々な知識と強力な闇魔法で敵を圧倒する。魔法は戦闘だけでなく旅生活の様々な支えにもなっている。
手先が器用で料理も得意。何事も完璧に見えるが、腕力は人並みで体力も同世代のラクトたちに比べると少々劣る。

人間界に来る直前、父と喧嘩別れしてきたらしい。人間界の直射日光が苦手で、昼間は常に肌を隠しフードを被っている。
ディラの不可解な行動について何か事情を知っているようだが、リーやラクトには悟られないようにしている。

十の天紋 第一部

Ratelo R Laxness


名前  :ラテロ・R・ラクスネス
性別  :男
年齢  :9歳
誕生日 :9/15
血液型 :AB

種族  :魔法使い
魔法  :闇魔法
紋章  :天紋?=月

身長  :135cm
髪   :ゴールデンブロンド
瞳   :真紅
利き腕 :右利き

一人称 :僕

魔法使い界第一国家シュオンドル王国の第二王子。魔法使い界では本来持って生まれるはずのない金色の髪を持つ。
祖国ではその特殊な外見のせいで生まれた時から腫れ物扱いされ続け、誘拐や暗殺未遂の経験も何度かあり、
おかげで極度に人付き合いが苦手になり兄のソテロにさえも距離を置く。
人間界に来た当初は泣くことが多かったが、セイや鈴と出会ってからは少しずつ他人に心を開くようになり、
更に敵であるルアとの邂逅によりラテロの運命は大きく動き出す。
ルアに誘われとある遺跡へと赴き、天紋の原型となった紋章の一つだと伝わる『月』の紋章を手に入れる。

引っ込み思案で大人しい性格。自分のせいで他人が傷つく事を恐れ、兄が自分を守りたがることに居心地の悪さを感じている。
まだ魔力の制御が上手くできないため、いつも封印具である黄金の腕輪を左手首にはめている。
唯一、空を飛ぶ魔法は得意だが、魔法具は必需品。ソテロよりも速く飛べるらしい。

周囲に敏感で勘が鋭く、空気の流れを感じ取ることに長けている。神力や妖力に物怖じせず、何故か影響も受けない。
ギターを弾くことが趣味で、母に教わった歌や自作の曲をよく弾いている。その音色に心を動かされる人は少なくない。

十の天紋 第一部

Mistral Vicente


名前  :ミストラル・ヴィセンテ
性別  :男
年齢  :2029歳 ※下二桁は外見年齢
誕生日 :5/28
血液型 :A

種族  :精霊族
属性  :自然
魔法  :精霊魔法
紋章  :天紋=木

身長  :185cm
髪   :プラチナブロンド
瞳   :フロスティブルー
利き腕 :右利き

一人称 :私

どこか浮世離れした神秘的な雰囲気を纏う精霊族の青年。二千年以上の時を生きている。
古くから伝わる大きな森"ブルーム"を、花の妖精スユラと共に約千年間守護していた。
長い年月を生きてきたためかどこか達観していて、良くも悪くも感情をほとんど表に出さない。
魔界の襲撃により森を焼かれ、一度は断ったがセイたちの旅に同行する。

綺麗に整った顔立ちをしていて、物腰が柔らかく誰に対しても優しく接する。博識であり経験も豊富で皆から頼られる存在。
千年間ずっと森の奥で生活していたため最新のハイテク機械などは苦手で、自身の種族も相まってのナチュラリスト。
攻撃魔法は使わず、治癒魔法や相手の力を鎮める魔法が得意。自然の力を利用した幻影魔法なども扱える。
自然界の声を聴き、時には煽動することも可能だがあまり気が進まないらしい。

メリウスやナトルプと会ったことがあるらしく、何か複雑な事情を知っている様子でセイのことを見守っている。
天紋をずっと昔から所持しているが、昔のことは皆には話そうとせず上手くはぐらかすことがある。

十の天紋 第一部


名前  :リン
性別  :女
年齢  :1526歳 ※下二桁は外見年齢
誕生日 :7/7
血液型 :A

種族  :精霊族
魔法  :精霊魔法
紋章  :天紋=星

身長  :175cm
髪   :青藍
瞳   :金糸雀
翼   :金糸雀(半透明)
利き腕 :右利き

一人称 :私

長い時を生きてきた精霊族の女性。突如、空から降る星のようにラテロの前に現れた。
その昔、魔界の襲撃により壊滅した『星影の里』と呼ばれた聖地に住んでいた一族唯一の生き残り。
天紋を所持していたため魔界軍に捕らえられたらしいが、本人曰く「そんなのとっくの昔に逃げ出したわよ」
ミストラルとは若い頃に一度だけ会ったことがあるが、魔界の襲撃後はずっと行方不明だった。
同じく行方知れずとなっていた『星』の天紋を所持していたため、セイ達の仲間に加わる。

飛行能力に特化した精霊族で、普段は隠しているが背中には独特の美しく透き通った八枚の羽がある。
快活な性格で社交性があり、年齢も相まって姉御肌。時には相手を委縮させるが、ラクトやソテロは「姉さん」と呼び慕う。
精霊魔法を融合させた弓使いで、その戦闘能力は非常に高い。天紋に関してはあまり興味が無いらしい。

人付き合いが苦手なラテロや、自分と同じく故郷を失ったリーには、大人の女性らしく柔らかい心で接する反面、
自身の過去や魔界についての事は触れられないように普段から上手くかわしていて、ミストラルと同様謎めいた部分が多い。

十の天紋 第一部

椎羅


名前  :シイラ
性別  :女
年齢  :13歳
誕生日 :4/10
血液型 :B

種族  :精霊族
魔法  :×
紋章  :天紋=土(現在、手元にはない)

身長  :146cm
髪   :ストロベリーブロンド
瞳   :中紅花
利き腕 :右利き

一人称 :私

人間界の険しい山岳地帯の奥深くにひっそりと存在している『牙羅(ガラ)』と呼ばれる仙境に住む精霊族の少女。
牙羅の首長である父は神界襲撃時に亡くなった神界士で、その際所持していた『土』の天紋が魔界に奪われてしまった。
神界士として神に仕えていた父が神界侵略の巻き添えとなったことで、あの日一人生き残ったリーに強い反感を抱いている。
生前の父の意向で姉は父の後継として、妹の椎羅は天紋を受け継ぐものとして育てられたが、天紋を取り戻すことに消極的。

突然父を失った寂しさや不安から初対面ではリーにきつく当たっていたが、
楓鳶の励ましの言葉を受け入れる素直さもあり、本来は愛嬌のある心優しい少女で牙羅の住人からも好かれている。
幼い頃に母を亡くし、周囲から甘やかされて育ったため可愛げのある範疇で多少わがまま。感情豊かで気が強い。

牙羅に住む精霊は特殊で、魔法はあまり使わない戦闘部族である。また、不老ではあるが寿命は人間とほぼ同じ。
椎羅は銃器を中心に簡単な体術などの訓練を受けてはいるが、魔族との実戦経験は無く争いも好まない。
日頃から鍛練を嫌っており、父や姉の仕事にも興味が無く普通の生活を望んでいたが、徐々に戦いに巻き込まれていく。

十の天紋 第一部

Philon D Clausis


名前  :フィロン・D・クラウジス
性別  :女
年齢  :9歳
誕生日 :3/3
血液型 :A

種族  :天界人
紋章  :天紋?=太陽

身長  :133cm
髪   :ダークブロンド
瞳   :ジョンブリアン
翼   :純白
利き腕 :右利き

一人称 :私

ラクトの妹。天界では“太陽の歌姫”と呼ばれており、天界王家に生まれた王女として神々に歌を捧げる役目を担う。
稀代の才能を持っており、まだ公式の場に立てる年齢ではないので披露したことはないが、既に神界では高く期待されていた。
そのため天界では大事に育てられていたが、ある日ルアの手によって魔界へ連れ去られ、捕らわれの身となる。

ラクトとはお互いが唯一無二の存在であるかのように仲の良い兄妹だが、天界王家の厳しい掟により、
男女のきょうだいは同じ敷地に住んでいても一日のうち会える時間は限られている。
ラクトが人間界へ向かう際は引き止めたが、神界王の命令に背くわけにはいかず叶わなかった。

繊細な容姿とは裏腹に辛抱強く、家族と離され檻の中では鎖に繋がれていても、誰も恨むことはしない純真で健気な少女。
敵であるルアや、初めて会うラテロの前でも気丈に振舞い笑顔を見せる芯の強さを持つが、本当はとても寂しがり屋。

魔界での混乱の最中、ルアの導きでラテロやスゥと共に人間界へ渡り、とある遺跡へと誘われ、
ラテロと同じく特殊な経緯で最後の一つである天紋を手に入れる。フィロンを攫った本当の目的はこのためで、
ルアの持つ紋章も同じように手に入れたことを知り、三人の不思議な縁に特別な感情を抱くことになる。

十の天紋 第一部