天紋
神界と魔界の争いの火種にもなっている、強大な魔力を宿す十個の石の結晶。
石の中にはそれぞれ異なる紋章が刻まれており、色や形も様々。(俗に言うタリスマンのようなものらしい)
遥か昔、とある“神”と呼ばれた者が、人間界の古い遺跡で二つの紋章を発見。
神はその二つの紋章を元に、それを模した八つの紋章を新たに作った。
神の力が封じ込められているそれを『天紋』と呼び、力のある者たちに代々受け継がれていった。
魔界軍は天紋の持つ力に目を付け、天紋を手に入れるため天紋保持者の命を狙っている。
天紋にはそれぞれに属性があり、初めに発見された二つを“太陽”と“月”と定め、
後から作られたものには“火”、“水”、“木”、“金”、“土”、“星”、“光”、“闇”の力が宿っている。
“太陽”と“月”の紋章は誰もが扱えるものではなく、人間界の各所に封印されている。
天紋の存在が知られるようになった三千年前頃から現在まで、それを扱えるものはいまだ現れていない。
ヴァラヴェル
神界人と魔族(一部を除く)の体内に宿る輝く石の形をした命の結晶。神力・妖力の源でもある。
“魂の棺”と呼ばれ、肉体を失ってもヴァラヴェルさえ壊れなければ死を迎えないことから、
神界人と魔族が不死といわれる所以となっている。しかし精神体のみで現世に留まり続けることは難しく、
特別な異空間などへ移動しなければ完全に消滅してしまう。
ヴァラヴェルが壊れてしまった場合は、その瞬間に魂も同時に消滅して死を迎える。
神界人のヴァラヴェルは無色透明のダイヤモンド、魔族のヴァラヴェルはレッドダイヤモンドのような輝きをしている。
形や大きさには個体差があり、神力・妖力が強大なほどその輝きも強い。

魔界の最高権力者であるナトルプは、ヴァラヴェルの研究や収集に心酔している。
ワープゾーン
人間界プレサ大陸の各所、または各世界に必ずひとつは存在する次元移動地帯。
種族問わず誰でも次元移動が可能だが、使用方法を間違えると見知らぬ土地に飛ばされるので、利用者は限られている。
不老不死(長寿)
人間以外の種族に多く見られる特徴であり、中でも神界人、魔族、精霊族(一部を除く)は不老不死に分類される。
文字通り、ある程度の年齢で成長が止まり、身体が衰えて死ぬことはない。
ただしほとんどの場合、外傷や病が原因で肉体的に生命維持が困難になると死に至る。
ヴァラヴェルを持つ神界人や魔族は、肉体の死を迎えても精神体として命を繋ぐことができるが、
肉体無しでは力はほぼ使えず、さらに精神体でも耐えられる特殊な空間にいないといずれ消滅してしまう。(例外有り)
天界人や魔法使いなどは、長寿とはいえ長い時間を生きることに精神が耐えきれず、
寿命が尽きるその日まで深い眠りにつくことが多いので、長く生きている者は稀である。
ハウス(箱船)
人間界で旅をする際、セイ達が利用しているタイニーハウス。
ソテロとラテロが人間界に来る際に持ってきたもの。“箱船”という別名があるらしい。
ソテロの魔法で外観は小さなログハウスのように見えるようになっており、場所も取らないので何処にでも設置できる。
実際には中に入ると奥行のある住居になっていて、それぞれの個室も用意されている。
設計したのはセイの祖父であるメリウスであり、動力源にはセイと水の神であるリーの神力が必要。
セイとリーがハウスの中で過ごすことにより、自動的にエネルギーが溜められるシステムになっている。
…というのを、ソテロは初めのうちは黙っていたため後々ラクトから非難された。
数年前にメリウスがソテロとラテロの父・ソフラントに手渡したものを、ソテロが総督就任時に譲り受けた。
ソフラントによって少し改造されており、神力を溜めずともラクスネス一族の者は闇魔法により一定時間は生活できる。
ハウス全体に闇魔法による防御魔法がかけられていて、神力が加わるとそれはさらに強固な防御壁となり、
攻撃はおろか場所を特定することも困難なので、魔族および悪意を持った者は手出しができない。
持ち運びの際も闇魔法による収納魔法を使うため、ソテロが常に携帯している。
ソテロやラテロの趣味により、上記の図以外の場所にもたくさん本棚が設置されている模様。
リビングの一角には書斎スペースもあり、各々が好きな本を置いている。
キッチンの周辺に保存されている食料は、人里を離れる時以外はなるべく溜め込まないようにしている。
カウンター席付近には酒類が置かれていて、セイや鈴がよく補充しているので基本的に無くならない。
個室は多少狭いが、各部屋にシャワーやトイレなども設置されており、壁は防音なのでプライバシーにも配慮してある。
当然鍵付きで、マスターキーはソテロが持ってはいるが、全員滅多に鍵をかけない。
少し広い部屋が二つあるので、部屋割りの際は(一応目上である)神に配慮してセイとリーに先に与えられたが、
セイは狭い部屋の方が落ち着くという理由で断り、大部屋に一番近い部屋を陣取った。
その後ラクトの妹のフィロンが旅に加わった際に、図の位置にそれぞれ落ち着いた。
ソテロやラクトは、まるで仕組まれているような部屋の数に疑問を抱いている。
楓鳶は畳スペースを勝手に作ったりなど、各々自由にカスタマイズしているようである。
廊下の奥には洗濯ができる共有スペースや、少し広い湯船付きの浴室もありそれなりに好評。
バスルーム・シャワールームの壁は視界が広くなるよう一部ガラス張りになっており、
また各部屋に十分なほど鏡が設置されていて、慣れるのに時間がかかった者が数名いる。

