夏に更新予定の鉢尾漫画のプロローグ…というかアナザーストーリー的なものです。
五年生になった鉢屋くんの行動原理がなんなのかっていう補足漫画(を先に描くスタイル)
相変わらずの年齢操作ですが、珍しく三年生鉢尾。
まだ二人とも互いへの恋心は育ってはいないし、気になる存在ではあるけど喋ることも滅多に無い。
二人の距離が一番遠い時期だと思います。
勘ちゃんは雷蔵だと思ったから彼に抱きつきました。誰でもいいわけではけしてない。
鉢屋くんは普段勘ちゃんのことをフルネームで呼ぶか、もしくは名前を使って呼ばないかのどちらか…だったんだけど、びっくりしてうっかり名前だけ呼んじゃった。
雷蔵と勘ちゃん(と兵助)は図書室メイツです。
三年生鉢屋くんは自分自身を磨き上げることと、ほぼ雷蔵のことばっかり考えてる時期なので、あんまりい組に興味が無かったんだけど、今回のことで勘ちゃんと自分の距離が思ってた以上にめちゃくちゃ遠いことに気づいてしまって、なんかよくわかんないけどそれがすごい悔しかったって話です。
あと本人は全く自覚が無いんだけど、あの尾浜勘右衛門をあんなボロボロ泣かせる奴が自分じゃなくて他にいる…ってところも気に食わないのです。うちの勘ちゃんが泣く原因は大抵兵助関連だけど。
鉢屋くんラストで「俺はなにもしてない」って黄昏れてるけど、そんなことはないよ。笑
「動揺してただけで本来の自分ならもっと上手く対応できたはず」って思ってるのでその気持ちは大事にしてあげたい。
鉢屋くんがろ組の学級委員長である限り、勘ちゃんは頑張れます。
ただ勘ちゃんは学園でいる間はどうしても感情や行動を「学級委員長だから」っていう言葉で縛ってしまう子で、学級委員長じゃなかったら対人関係でもう少し違う振る舞い方をしていたかもしれない。
学園内でその枠から外れる唯一の存在が鉢屋三郎であってほしいので、君こそ頑張ってくれ。
ちなみにこの鉢屋くんはかっこいい鉢屋くんじゃなくちょっと頭のネジ外れかけの鉢屋三郎だし、勘ちゃんがいつも以上にい組贔屓なので、この先の展開は実は不安しかないです。
でも両想いなので大丈夫大丈夫そのうち落ち着くところに落ち着く。
鉢尾に優しくない雷蔵の設定も入れたかったけどさすがに描くのがしんどすぎるのでそれはまたの機会に…。
とりあえず夏がんばります。
Bitter Orange