良い話に見えて、そうでもないかもしれない。
勘ちゃんが大事に大事に積み上げてきた世界を一旦壊して、その欠片を自分のテリトリー内で再び積み上げさせてるのが今回の鉢屋三郎。
それでも「単調な日々」だった勘ちゃんの日常に今は変化があったとしたら、鉢屋くんが委員会に誘った影響が大部分を占めてるといいなっていう私の願望を詰めた話。
突発的にまとめたもんで、時間もあまりなくて短くなったけどもっとちゃんと書きたかった。
前半の下級生時代は、本来は2年前書いた「displace」に入れる予定の話だったんだけど、あの軸を描く気力が今は無いのでこっちに持ってきました。同軸というわけではなく、たぶん分岐点が違う。
ただこの先数年かけて「不破雷蔵あるところ~」の鉢屋三郎になっていくのでますます距離は開くし、しばらくはわざわざ組を飛び越えてまで構ってる余裕が無いんだろうと思う。
でも鉢屋くんがいい意味で執念深いので大丈夫上手くいく!
おまけでも少し触れましたが、7頁2コマ目の鉢屋くんは「なんだこいつ」って感じで未知の生命体を見たような気持ちでいるんだろうと思います。同じ年頃の子供の中にこんなタイプの人間がいるなんて想像したこともなかった。お前が言うな。自分の想像を覆してくる、自分とは違う意味で二面性を持つ勘ちゃんに惹かれた瞬間。勝手にこうだと思い込んでいただけなんだけど。
あと自分の知らないところで雷蔵と勘右衛門が秘密を作ってたことが鉢屋くん的には結構ショックだっただろうなと。でも鉢屋くん、雷蔵との約束は守るよ。気になって勘ちゃんを探し回ったりはした。
ところで一年勘ちゃんが全く鉢屋くんに興味無さそうに見えますがそんなことはないです。むしろ勘ちゃんが面倒だと思いつつ級長のお仕事頑張ってるのは、ろ組の学級委員長鉢屋三郎の存在が良くも悪くも大きすぎるせい。
9頁のゴシック体で書いてるモノローグは過去(五年時)に勘ちゃんが鉢屋くんにこぼした言葉を鉢屋くんが回想してるんですが……こういうの説明無しでも伝わるように上手く書けるようになりたい。
いつものごとくもっと色々ありますが、既にかなり水差してるような気がするのでこの辺で。
そういえば去年と違って最近は「ドライな関係の双忍」が「思ったより深い関係の双忍」という認識なので、一度脳内で鉢尾における双忍と五いと竹谷くん関係性をちゃんと整理したいです。
関係ないけどパワーファイター勘ちゃん好きです。
そのうち鉢屋くん頭カチ割られないか心配だけど本気出したら鉢屋くんの方が強いから問題ないね。
真白の楼観