さらに家に帰ると別の天使(英斗)が大好きな兄を独占しているので、
トゥーラの天使嫌いは加速する。
皮肉にも一番身近な場所で「天使と悪魔の共存」は体現されているのだった。

ってわけで、初等部トゥーラのクラスメイトの天使様たち。(中等部以降はまた今度)
DEPEND世界の天使という種族は結構厄介な人たちでして。
彼らの信じる絶対的な「正義」を振りかざし、魔法の言葉で洗脳しちゃう(無意識)、
ちょっと触れてはいけない系の宗教団体のような存在。
基本的には良い人ではあるんだけど、純粋すぎるせいで逆に争いの種をばら撒いてしまう。
行き過ぎた場合は「正義」を理由に「悪(主に悪魔)」と定めた相手を躊躇いなく排除しようとする。それを世界規模でやってのける。
天使様による聖戦に一番被害を被っている種族が悪魔です。
ただ下級悪魔による度が過ぎた悪逆無道の行為もないわけではないので、
天使たちの主張が間違っているとは一概には言えない現状。

もちろんそんな天使の中にも例外はいる。
DEPENDの詳しい世界観今度ちゃんとまとめ(れたらいいなと思い)ます。

あと、ティトに切られた髪は帰ってから英斗が(強引に)整えてくれました。
その時にお守りとして水色の髪飾りを貰う。

剣の謎の真相は、ティトの強い意志が剣にかけられた魔法の力を一時的に凌駕したから。
……っていうのが数年後のトゥーラの推測。当時は真実が証明されないまま、
タイミングが良いんだか悪いんだか、そんな時にトゥーラは箱庭世界に飛ばされてしまう。

2021.01.23